工事原価を管理し、社内で情報共有をしやすい環境整備!原価高騰の激しい建設業での取り組み

長崎県で一般住宅から店舗、公共事業など幅広い分野の工事をてがける建設会社「玉木建設」。1967年の創業以来、多方面な空間作りを行ってきた会社に立ち塞がったのが昨今の原価変動です。担当者ごとに異なってしまった建設業の原価管理をどのように整備していったのか、IGブレーンの取り組みとともにご紹介します。

導入のポイント

●導入前の課題
・完成工事原価の中でも資材費や外注費が各担当者ごとに異なり、見積もり価格がバラバラ。
・原価高騰により、標準原価の設定が追いついていない。

●導入成果
・工事原価や各担当者の見積データをBIツールで一元管理。
・変動が激しい原価の社内共有が迅速になり、異常値の発見がしやすい環境に。

※BIツールとは、膨大なデータをスピーディに集約、分析、加工、可視化し、経営戦略や現場での意思決定をサポートするシステムのこと。

資材費や外注費などバラバラな工事原価

ー 玉木建設とIGブレーンは20年以上お付き合いさせていただいてますね。

そうですね。青年会議所に「長崎で経営相談やコンサルティングを行ってくれる会社がないか」と相談したところ、IGブレーンの野口会長を紹介してもらったのがはじまりです。

IGブレーンのMAS監査(月次伴走支援サービス)の導入で、利益率の改善や社内会議などさまざまな経営で重要なシーンに関わってもらってます。

玉木建設の家づくり

ー 現在は見積・工事原価の見直しやその妥当性をBI導入で改善していってますね。

はい。コロナ禍やウッドショック前は大きな問題になっていなかったのですが、資材費の高騰がすさまじく、価格変動が激しい中での各工事の見積書の確認や原価計算が難しくなってきまして…。

例えば、完成工事原価の中でも、同じような資材費や外注費が見積書を発行する担当者によって価格が異なっていたり、そもそも現在の標準原価自体も社内で定まっておらず、見積価格が適正かどうかもわからなくなっていました。そこでIGブレーンから、社内の情報共有のためにもBIツールの導入を提案してもらい、現在データ化を進めてます。

ー BI導入で期待していることはありますか?

これまでさまざまな書類やデータを比較してどの金額が正しいのかを把握するのに時間がかかっていたものを、BIで管理することで工事原価の異常値があればすぐに判断できるようになればうれしいですね。

お客様に適正な見積もり価格の提案ができるように

ー 今後の事業展開について教えてください。

喫緊の課題である見積価格の適正化は、家づくりを考えるお客様にとって重要な指標だと思います。IGブレーンと一緒に社内環境を整えつつ、玉木建設の企業理念である「感謝」をお客様に伝えられるように今後も尽力していきます!


株式会社玉木建設

「家族おもい」をテーマに、それぞれの家庭のライフスタイルにあった、家族の為の最高の空間造りのサポート。また玉木建設では、現場管理や営業など一緒に働く仲間を募集しています。

所在地:長崎県長崎市椎の木町8-11
設立:昭和42(1967)年6月
業種:建築工事業、土木工事業、不動産業務、医療設備工事
従業員数:19名
ホームページ:https://tamaki-grp.com/
採用ページ:https://tamaki-grp.com/recruit/